アバルト500C - "小粒でピリリ"を 存分に味わえるアバルト500C

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フィアットをベースに過激なスポーツモデルを作ることで1960年代に名を馳せたのが"アバルト"。このブランドは2007年にフィアットの手によって復活を果たし、アバルト500、アバルトグランデプントといった"小粒でピリリ"なモデルを送り出してきた。

そんなアバルトが今回送り出したのが、フィアット500のオープン版として昨年登場した500Cをベースにしたアバルト500C。つまりはアバルト500のオープン版、ということになる。

ベースとなっているフィアット500と500Cがそうであるように、アバルト500とアバルト500Cの違いもやはり極小にとどまる。基本的には屋根が開く点が最大の違い。しかもこのオープン構造はルーフレールが残るキャンバストップ的なもの。このためボディのカッチリ感が屋根付きでも屋根なしでも大きく変わらないため、走らせた時の印象がボディによって違う......ということがなくてよろしいわけだ。

そしてもうひとつアバルト500と500Cの違いとして大きいのは、与えられるトランスミッションがアバルト500の5速MTではなく、シングルクラッチ式の2ペダルMTとなっている。日本的にいえばAT免許で乗れる楽ちん仕様でもある。

屋根付きのアバルト500は走りがとても痛快で、まさにアバルトの名に相応しい"小粒でピリリ"を存分に味わえるが、その刺激をこの500Cではイージーに、かつオープンで楽しめるのだから魅力的。つまり1台でホットハッチとオープンの両方が楽しめてしまうという、クルマ好きにとっては贅沢の極み! ある意味反則といえる"全部乗せ"の1台だ。

Text:Manabu Kawaguchi